2021年も「七五三」のシーズンに突入しましたね!
3歳が近づくと、こんな風に考えるパパやママも多いと思います。
どんな風に日程を決めるのが一番いいのか、気になりますよね。
実は、現在の日本では必ずしも「この日」というのは決まっていません。都合のよい日を選んで、お参りするご家庭もどんどん増えています。
では、以前は何を基準にして、どのように決めていたのか?
今回は、七五三の日程の考え方と決め方について紹介していきます。
こんな方の参考になる内容です。それではいってみましょ~!
Contents
七五三のお参りに行くのはいつがいい?お日柄の考え方
七五三はどのように考えてお日柄を決めていたのかというと、日めくりや大き目のカレンダーなどに載っている「六曜」を元にしていました。
六曜は「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つ。
実は六曜自体は、「その日にやってはいけないこと」を考えるための指標とされていたもので、七五三のお参りで参考にする場合は、それぞれの日の「やってはいけないこと」をおさえておきましょう。
さらに六曜にはそれぞれ、「日」としての吉凶と、1日の「時間帯」のなかでの吉凶もあります。
六曜の「日」と「時間帯」について知れば、どの日が七五三のお参りによいお日柄なのか分かってきますよ。
おすすめは【大安】の日|七五三での六曜の見方
「大安は縁起がいい」というのは、誰しも1度は聞いたことがあると思います。
七五三のお参りにも好んで選ばれるのが、この大安。ですが、名前から「大吉」のように思われがちですが、「大いに安し」をそのままの意味でとると、「特に害のない日」となります。
実は、「小吉」のような日なんですね。
ただし、大安はやってはいけないことも、凶となる時間帯もない日。そのため、七五三にこの日を選んでもOK。午前でも午後でもご都合のよい時間帯にお参りしても大丈夫です。
そのほかの六曜についても簡単に説明していきますね^^
先勝(せんしょう、さきがち)
「なるべく先回りして行動する」とよい日とされています。午前中のお参りなら吉。午後は凶の時間帯となるため避けたほうがよいでしょう。
友引(ともびき、ゆういん)
「友人を引き込む」とされている日。そのため、結婚式の日としてはよく、お葬式をするのは特に避けたいとされています。七五三のお参りにおすすめの日ではありませんが、もしお参りするのであれば、「朝は吉、昼は凶、夕は吉」のため、午前中の早めの時間帯か夕方のお参りがよいでしょう。
先負(せんぶ、さきまけ)
午前中が凶で、午後が小吉の日。先負は、午後もとくによい時間帯というわけではありません。「平静を装って吉」とされており、何事も起こらないように無難に過ごすことがおすすめとされている日のため、お参りには向かないかもしれません。
行くとすれば、午後の時間帯にしておくとよいでしょう。
仏滅(ぶつめつ)
「物が滅する(終わる)日」とされています。お祝い事などはこの日を避けたほうがベター。
赤口(しゃっこう、せきくち)
「すべてが消滅する日」といわれており、「大凶」ともいえる日です。正午だけは吉となるため、お参りするなら午前11時~午後1時ごろがよいでしょう。
2021年(令和3年)の七五三にベストな時期は?
もともと、「七五三の日」が定められていて、以前はその日にお参りをしていました。
それは、11月15日です。
徳川綱吉の息子の健康を祈る儀式に由来する説、陰陽道を由来とする説、収穫祭を由来とする説など…七五三は所説ありますが、一般的に11月15日にお祝い・お参りするものとされています。
それが六曜の考えを取り入れたりして今日まで変化を続けているというわけですね。
では、六曜と七五三の日をふまえて、2021年度の七五三にベストな日はいつなのか見ていきましょう。
1|【七五三の日】2021年11月15日(月)
今年の七五三の日は、月曜の平日です。
六曜は「友引」となっており、ベスト!というお日柄ではありませんが、お参りするなら午前中の早めの時間帯か夕方がおすすめ。
ただし、平日+友引となっているので、混雑は避けられるかもしれません。お休みがとれそうなのであれば、検討してみてもいいかもしれませんね。
では、次はお日柄が気になる方のために、大安の日をみていきましょう。
2|【大安】の土日
現在では、七五三のお参りの日取りも柔軟に決められることが多くなっており、だいたい9月~12月の土日で予定を組んでいるご家庭も増えています。
2021年の大安の土日は、9月5日(日)、11月6日(土)、12月4日(土)となっているため、この日にお参りする方が多いと予想されます。
もし大安にするなら、混雑する時間帯を避けてお参りするのがおすすめです。
3|【祝日】11月3日(火)、11月23日(月)
「大安の日でなくてもいい、六曜は気にしない」という方は、11月の祝日も狙い目です。
11月3日(文化の日) 先勝
11月23日(勤労感謝の日) 仏滅
六曜はこうなっており、「あまり気にしないけど、仏滅はな~」と思われる方は、11月3日は先勝のため午前中にお参りするのがおすすめ。逆に、11月23日は仏滅のため混雑しない日と予想されるため、密を避けたい方におすすめですよ。
4|【土日】10月、11月の土日
では、10月11月の土日の六曜はどのようになっているのかも気になりますよね。
六曜 | 日程 |
---|---|
先勝 | 10月10日(日)、10月16日(土)、11月14日(日)、11月20日(土) |
友引 | 10月17日(土)、10月23日(土)、11月21日(日)、11月27日(土) |
先負 | 10月2日(土)、10月24日(土)、10月30日(土)、11月28日(日) |
仏滅 | 10月3日(日)、10月31日(日) |
赤口 | 10月9日(土)、11月7日(日)、11月13日(土) |
このようになっています。
吉の日・時間帯を選びの参考にしてみてくださいね。
5|【平日の大安で混雑を回避】11月1日、12日、18日、24日、30日
平日にお休みがとれる方は、平日の大安の日にお参りするのもひとつです。
シーズン中の大安の日は、11月1日(月)、12日(金)、18日(木)、24日(水)、30日(火)
混雑を避けるのによいですし、どの時間帯に行ってもよい日のため予定も組みやすいと思いますよ。
コロナの影響があちこちで出ており、七五三のお参りもそのひとつですよね。できれば「大安吉日に」と願うのが親心。ですが、今年はそれよりも混雑を避けたいというパパやママも多いことと思います。
大安の日を選ぶにせよ、他の日を選ぶにせよ、しっかりと感染対策を行ったうえでお参りしましょう。
最後に
いかがでしたか?
七五三の日はなんとなく知っていても、どのように日を選ぶのかは知らない方が多かったのではないでしょうか。
お参りの日程を決める参考になればうれしいです。
素敵な七五三のお祝いになりますように!