七五三記念撮影|女の子の衣装の意味と選び方ポイント

11月15日は「七五三」の日。

七五三の着物の準備、進んでいますか?

たくさんありすぎてどの着物を選んだらいいか分からない
柄に意味があるなら、うちの子にあわせたものを着せてあげたい

こんな風に考えているパパやママのために、今回は、女の子の着物について紹介します。

男の子はこちら→ 七五三記念撮影|男の子の衣装の意味と選び方ポイント

描かれている柄・文様の意味や込められた願い、着物とあわせて準備したい小物類についてもお話ししています。ぜひ七五三の準備の参考にしてくださいね!

女の子の七五三の着物に込められた願い

着物って、本当にたくさんの色や柄がありますよね。実はひとつひとつに意味があるのをご存知ですか?

日本の着物には、縁起のよい柄・文様が描かれています。

とくに女の子の着物では、「美しく育ちますように」「幸福に過ごせますように」「良縁に恵まれますように」という願いが込められているんですよ。

【3歳と7歳】年齢ごとの違い

基本的には、3歳でも7歳でも大きな違いはありません。

細かな違いといえば、3歳はまだ身体がちいさいうえに、「被布」を重ねて着ることもあり、大きな柄が描かれていることはあまりありません。比較的小ぶりな柄が描かれていることが多いです。

一方、7歳は身体が大きくなっている分、柄を描ける範囲自体が広くなるので、3歳に比べて種類もデザインもグッと豊富になります。

七五三用に…と3歳で着物を購入して、7歳のときに仕立て直して着るのも素敵ですが、こうした違いがあるため、年齢に合わせてレンタルをするのもよいかもしれませんね。

女の子の衣装の意味とポイント

着物の柄には、日本の文化と中国の文化が混ざっているといわれています。

宮中で貴族が用いた道具を意匠化した「王朝文様」や、長寿・富貴、邪気払いなどの意味や願いが込められた植物や動物の文様、中国で良い兆し・おめでたい印として使われている「吉祥文様」など。

さまざまな「良いもの」「縁起物」をギュッと詰め込んで豪華な柄・文様を描いているのが、日本の着物なのです。

それでは詳しい意味や込められた想いについて見て行きましょう^^

花|華やかな女性に育ちますように

七五三|着物の柄「花」

着物のなかで一番多い柄が「花」です。

花のような美しさ、華やかさを持つ女性に育ってほしいという想いが込められています。

意味
日本の国花。五穀豊穣の意味を持つ。
古来より親しまれている。和歌でも多く詠まれている。
長寿や子孫繁栄など吉祥の意味を持つ。
牡丹富貴の象徴。花の王様と呼ばれる。

熨斗(のし)・束ね熨斗|ご縁、絆に恵まれるように

熨斗は「熨斗鮑(のしあわび)」の略でアワビの肉をうすく長くはぎ、引き伸ばして乾かしたもののこと。古事の贈り物や引き出物に添えられたのが始まり。

これを細長く帯状にして何本か重ねたものが「束ね熨斗」と呼ばれ、代表的な古典文様のひとつです。

「人と人とのご縁や、絆に恵まれますように」や、「多くの人から祝福されますように」という願いが込められています。周囲の人たちからたくさん祝福され、幸せを分かち合ってほしいという意味も込められているそうです。

手まり|丸々と健やかに

蹴まりは平安時代の貴族の遊びだったことから、まりの文様は「高貴さ」を表します。

まりは丸いことから、「なにごとも丸くおさまりますように」や、「丸々と健やかに成長しますように」などの願いが込められています。

御所車・花車|王朝文様で高貴さを

貴族が移動手段として乗っていた牛車を「御所車(ごしょぐるま)」といい、この御所車をたくさんの花で飾ったものを「花車」といいます。

御所車・花車は「王朝文様」にあたり、高貴さを表します。

七五三の着物だけではなく、結婚式で花嫁が着る打掛け、母親が着る留袖などにも描かれています。

松竹梅|吉祥文様の代表

七五三|着物の柄「松竹梅」

吉祥文様の代表ともいえる「松竹梅」。

文様意味
真冬でも新緑の葉をつける
冬でも色褪せない。一年中みずみずしい青い葉をつける。
寒い冬を耐え、春にはいち早く開花する。

それぞれ忍耐力と生命力が強い植物で、それにあやかった文様です。おめでたいことにふさわしい柄ですね。

鈴|邪気を祓い神さまに願いを

古来より鈴の音には魔除けの効果や、神さまをお呼びし、願いや祈りを届ける効果があるとされてきました。

着物にもよく好まれて描かれている柄のひとつです。

蝶|健やかな成長を願う

卵から幼虫、さなぎ、成虫へと成長していく様子と、女性として健やかな成長の意味を重ねて描かれる「蝶」。

不老不死の意味もあるとされています。

こちらもよく好まれる柄のひとつですね。

うさぎ|良縁や縁結びのシンボル

うさぎはピョンピョンと跳ぶ様子から、「飛躍」を表すとされています。物事がトントン拍子に進む、縁起のいい柄として古くから愛されてきました。

古事にも登場するほど親しみのある動物で、「因幡の白兎」では、大国主命の結婚を導くことから、良縁や縁結びのシンボルともされているんですよ。

扇|富の象徴。発展・反映を願う

お祝い事にかかせない「扇」の柄。扇は末広がりの形をしていることから、発展・繁栄の意味があり、富の象徴とされています。縁起のよい文様のひとつです。

七五三の着物と「鬼滅の刃」ブーム

2020年の鬼滅の刃ブームから、子どもたちの着物を着るイベントでは「漫画のキャラたちが着ている柄と同じ着物」を用いることが多くなりました。

これは七五三でも同様で、漫画のキャラになりきれるセットをレンタルしている呉服屋や通販も多くなっています。

主人公、竈門炭治郎の妹の、「禰豆子(ねずこ)」が着ている着物の柄も、実は縁起のよい古典柄なのです。

この柄は「麻の葉」と呼ばれ、実際の植物の麻の葉をモチーフとしていて、正六角形と結びつけた幾何学模様。麻の丈夫さや成長の早さにあやかって、子どもの健やかな成長を願い、赤ちゃんの産着や子どもの着物によく使われる柄でした。

また麻の葉には、虫がつかないことから、神聖な植物とされていて、魔除けの意味も持ちます。

こんな風に全身なりきりのセットや、帯に麻の葉模様を取り入れてもおしゃれです。

衣装にプラスで揃えたい小物

「着物」以外にも準備するものがたくさんあります。

とくに7歳の七五三は、着物の結びを紐から帯に変える節目のお祝いです。着物も帯も成人女性と同じものを身につけます。

「帯」を準備するのはもちろん、ここでは帯以外にもぜひ揃えたい小物類について紹介します。

箱迫(はこせこ)

七五三小物「はこせこ」

胸元に飾る箱型の小物です。

もともとは、武家の女性が外出時に懐に入れて持ち歩いていた小物入れだったそうで、現代でいうメイクポーチのようなものです。

扇子(末広)

帯と帯締めの間に差します。

着物の柄の際に説明した通り、扇は末広がりの形をしている縁起物とされています。あおいだりして使う用ではなく、あくまでも飾りとして準備します。

草履

和装といえば草履ですよね。
サイズが合っていて、履きやすくて歩きやすいものを選ぶのがポイントです。

写真撮影の際には草履をはいて、それ以外は普段使いのスニーカーなどを持参しておくのもおすすめですよ。

びらかん

七五三小物「ビラカン」

箱迫につける装飾です。胸元をさらに華やかに見せてくれます。

髪飾り

女の子の七五三では、髪結いをしますよね。

そこで必要になるのが、着物と合わせた髪飾りです。美容室や着物のレンタルと一緒に用意してもらえる場合もあるので確認しておきましょう。

▼髪飾り選びについてもっと詳しくはこちら

実は簡単!セルフもおすすめ着付け

3歳の着物は着付けが簡単に行えるんですよ。

まだ小さい子どもに帯をぎゅっと締めるのは、子どもの身体に負担がかかってしまいます。そこで着物は柔らかい「兵児帯」で結び、被布を着ることでカバーしているんですよ。

また着崩れしにくいところがうれしいですよね。むずかしい帯の結び方もないので、簡単に着付けをしてあげることができますよ。

最後に

いかがでしたか?

さまざまな意味が込められている着物。しっかり準備してあげたいですよね。

七五三では、着物のほかにも、お参りする神社や記念撮影の手配など、やることがたくさんあります。

ほかにも七五三の準備について紹介している記事があるので、ぜひ参考にしてくださいね^^

▼七五三の準備

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