子どもたちの1年の成長を感じることのできる運動会。がんばる姿を写真に残してあげたいですよね。
でも、運動会って子どもたちは常に動いているし、大勢の中から我が子を探して撮るのってなかなかむずかしい。
ちょっと目を離したすきに、
なんて、よくある話です。
今回は、運動会でのカメラ選びのポイントや、子どもを上手に撮るポイントについてご紹介します。
子どもたちにとってもママやパパにとっても、今年の運動会は一度しかありません。子どもたちの輝く瞬間を素敵な思い出を残す参考になればうれしいです。
すでにカメラをお持ちの方は、お家のカメラにどの程度の機能が備わっているのかの確認する参考になると思います。ぜひ最後までご覧くださいね。
Contents
カメラ選びのポイント
という方のためにまずはカメラ選びのポイントについてお話していきます。
カメラは一眼レフカメラ、ミラーレス一眼レフカメラ、コンパクトデジタルカメラなど種類はさまざま。とくに、一眼レフカメラやミラーレス一眼レフカメラが人気ですが、大きくてコンパクトデジカメに比べて重さもあるので、ママだと腕に疲れを感じてしまうかもしれませんね。
コンパクトデジカメは小さくて軽いので、ママでも使いやすいですが、機能的に少し劣ってしまう部分があります。
すこしでもカメラに興味があるなら、これを機に一眼レフデビューしてみるのもいいかもしれません。一眼レフでも、デジカメでも選ぶ時には以下のポイントについてどの程度の機能があるかを確認してみてくださいね。
1)ボディの重量
一眼レフのなかでも、ボディの重量は軽いほうが扱いやすいです。
とくにママが撮影する場合は、ずっとカメラを構えていると考えたときに、重ければ重いほど撮影するだけで疲れてしまいます。
持ち歩きも大変になるので、レンズも合わせて1kg以内のものを目安に選びましょう。
2)便利な手ブレ補正機能
動いている子どもたちを追いかけると、どうしても写真がブレてしまいます。写真のブレを防ぐためには、手ブレ補正機能は必須です。
運動会ではズーム機能を使って撮影することが多いと思いますが、ズームをすればするほど手ブレが起こりやすくなってしまいます。
子どもたちの表情をはっきりと残すためにも、手ブレ補正機能は欠かせません。
3)動きのある写真もバッチリ!連写機能
動いている子どもたちの最高の一瞬を撮るためには、連写機能を使うと便利です。連続でシャッターを切るので、一瞬の動きを逃すことなく写真に残せます。
1秒間に何枚撮れるかという部分に注目してみてください。1秒間に撮れる枚数は、シャッタースピードによって変わってきます。
通常で1秒間に5枚くらいで、高速モードにすると10枚くらい撮れるものが多いと思います。
可能なら高速モードのあるものを選んだ方がよいでしょう。ただし、高速モードを使用する時にはカメラに合ったSDカードを使用しましょう。
安いSDカードを使うと書き込みが遅く、撮っても保存されていないなんてことも起きかねません。注意してくださいね。
4)遠くからでも大丈夫!ズーム機能
これも運動会には欠かせない機能です。
一眼レフカメラやミラーレス一眼レフの場合は、望遠レンズがセットになっているものがおすすめ。コンパクトデジカメの場合は、「光学20倍」以上のズーム機能があるものを選ぶといいですよ。
5)ピンぼけ回避!オートフォーカス機能
一瞬を撮りたいときに、ピントを合わせる暇なんてありませんね。
オートフォーカス機能が付いていれば、自動でパッとピントを合わせてくれます。オートフォーカスのスピードの速さは「測距点」であらわされています。
測距点とは、カメラのファインダーを見ると、フレームの中に見える四角い小さな枠のことです。
入門機で9~11、中級機で30.~40、上位機では60を超えるものまであります。測距点の多いもの方がオートフォーカスの速度が速いと覚えておきましょう。
子どもを上手に撮るポイント
カメラ選びのポイントを押さえたところで、次は実践編です。
子どもが輝いている瞬間をカメラにおさめるためのポイントをご紹介していきます。まずは基本的なところから見ていきましょう。
【ポジション取り】撮りたい写真をイイ位置で
いい写真を撮るためには、ポジション取りも大切なポイントです。
例えば徒競走などトラックを使って行う競技では、スタート姿、走る姿、ゴール姿と3つのポイントがあります。しかし、1人でその3つのポイントを上手にとることは、どんなに性能のよいカメラを選んだとしてもむずかしいですよね。
ここはひとつのポイントに絞って頑張りましょう。
- 足が速く、上位を狙えそうならゴールの瞬間が取れる位置で!
- スタート前の緊張した様子を撮りたいならスタート地点で!
- 勇ましく走る姿を撮りたいなら中間点で!
というようにどのポイントで撮りたいのかを前もって考えておきましょう。
お友だちと協力し合うのもひとつの方法です。
みんなでそれぞれのポイントを分担すれば、ひとつの競技でもさまざまな角度からの写真を残すことが出来ます。撮影慣れしているかどうかも確認のうえ、撮影ポイントを決めましょう。
【プログラムの確認】子どもはどの競技に出るの?
プログラム確認はとっても重要。怠ると大変なことになります。
ママ友とおしゃべりしている間に…
ちょっとトイレに行っているうちに…
そんなちょっとしたすきに、わが子の競技が終わっていた!なんてことになったら悲しいですよね。わが子の競技のひとつ前には撮影場所でスタンバっているくらいの気持ちで行きましょう。
また徒競走ならレース順とコース、団体競技やダンスならどの辺の位置でどの方向を向いてやるのかを、事前に子どもに確認しておきましょう。団体競技ほどわが子を探すのが大変なことはありません。
みんなおんなじ体操服で、一度見失ってしまったらもう探し出せないかも…なんて思ってしまいますよね。
そんな時のために、私は目立つ靴と目立つ靴下を履かせました(笑)
さて、ここからはカメラ機能を上手に使いこなす方法をご紹介していきます。
【連写機能の活用】動きに合わせてシャッターをバンバン切ろう
子どもの動きに合わせて、シャッターを押すのはなかなかむずかしいもの。そんな時に活用したいのが連写機能です。
連写機能を使えば、1/10の確率でもベストショットを撮ることが出来ます。一生懸命に「ここだ!」と1枚、1枚シャッターを押すよりも断然効率的と言えます。
とりあえず連写機能でいっぱい撮って、その中からいい写真をピックアップしてその他は削除してしまえばいいんです。プロのフォトグラファーだって、何十枚も撮ったなかからこれだ、という1枚を見つけるんですからね。
連写機能を使えば子どもたちの輝く1枚を撮るチャンスが広がりますよ。
【オートフォーカス活用】これでピンぼけなし
オートフォーカス機能は、使い方を間違えるとその力を発揮することが出来ません。「オートフォーカス」と言っても、場面によって使い分けが必要なんですよ。
カメラの機種によってAF(オートフォーカス)モードも呼び方が変わりますが、静止している被写体を撮るときと、動いている被写体を撮る場合と、など撮影シーンにより切り替えるのです。
運動会では、スポーツモードがある場合にはぜひそれを使ってください。
一度子どもにピントを合わせられれば、ファインダーの中から外れない限り、ほぼピントが合っている状態を保てます。AF機能の使い分けができると、写真の出来栄えも変わってきます。
私がよく使うAFモードをひとつご紹介しますね。
我が家の次女は足が速く、徒競走では常に上位を狙える位置にいました。
なので、私はゴールの正面でカメラを構え、スタートと同時にゴールテープにピントを合わせて子どもがゴールに入ってくる瞬間にシャッターを切るとばっちり子どもにピントが合うんです。
このときは、止まっている被写体に合わせる「シングルAF」モードを使います。ゴールに集中してしまうので、走っている姿は見られませんが、私的にはおすすめの撮り方です。
まとめ
今回は、デジカメ選びのポイントや、使用方法について紹介しましたが、いかがでしたか?
子どもの一瞬をカメラにおさめるのは本当にむずかしいですよね。ましてや常に動いている状態というと、さらに難易度があがります。プロではないわたしたちが、「いい1枚」を撮影するには、数うちゃ当たる方式で、とにかくたくさん撮ってその中からよいものを選んでいくのが一番いい方法だと思います。
最後に一番大切なことをお伝えしますね。
SDカードの入れ忘れや、カメラの充電は大丈夫ですか?
色々カメラについて勉強しても、SDカードの入れ忘れや、充電がないなんてことになったら大変です。その点は前日のうちにしっかりチェックしておきましょうね。
運動会で素敵な写真が撮れますように!