2021年9月21日…今年の十五夜の日です。
十五夜は「中秋の名月」と言われ、秋の真ん中にでる満月の日をさします。
旧暦では7月~9月を「秋」としていて、中秋と言われる秋の真ん中である8月15日を十五夜と呼んでいました。
旧暦から新暦に代わり、月日や季節の数え方が異なってきたので、現在では9月から10月にかけての満月の日が「十五夜」です。
十五夜にはお団子や野菜などを添えて、お月様に秋の実りを感謝する気持ちを伝えます。季節行事のひとつとして、子どもたちにも伝えていきたいものですね。
そんな十五夜を「ごろりんアート」で表現してみましょう。
お月様とお子さんがお話しているような雰囲気が出せる構図や、アイテムの作り方をご紹介していきます。
Contents
お月見アイテム1|満月
十五夜に欠かせない満月。
満月を最も簡単に作る方法は、いうまでもなく黄色い紙を丸く切ることですね。
大きさはどんな構図にするかによって変わってきますので、まずはどんなごろりんアートにしたいのかイメージしてみましょう。
お子さんがお月見をしているようなイメージで作る場合は、お子さんの上半身と同じくらいの大きさの満月を作りましょう。
お子さんを月にいるうさぎさんに見立ててみるのも可愛いですね。この場合は、身長よりも大きい満月にしましょう。
お月様の上にお子さんを寝かせるようにするときには、紙よりも布製の物を使うと良いですよ。
大きめの黄色い布を用意し、丸く形作ります。
布だけだと柔らかさがないので、タオルケットや毛布などで土台を作りその上に黄色い布で覆うようにするとクッション性のある柔らかい仕上がりでお子さんを寝かせても安心です。
特に赤ちゃんの場合はクッション性があった方が、体勢が安定しますよ。
綿があれば雲に見立てて月に重ねてみると雰囲気がでます。白いタオルを雲の形に整えて、満月の周辺に置いてもいいですね。
背景は、月が目立つように夜空をイメージできる紺や黒、こげ茶など濃いめの色を選びましょう。
お月見アイテム2|うさぎ
満月にはやっぱり「うさぎ」ですよね。
お子さんがお月見(月にいるうさぎ)をしているような構図と、お子さんがうさぎになって満月の中にいる構図の2パターンでご紹介していきますね。
お月見をしている構図
まずはお子さんがお月見しているパターンです。
白、または黒の色画用紙でうさぎの形を切ってみましょう。
シルエットとしてはうさぎが餅つきしている感じがいいですよね。ネットなどから月にいるうさぎのシルエットを探して真似してみましょう。
もし難しいようだったら、影絵にようにシルエットになっているイラストを拡大コピーして切り取って使用してもOKです。大きさとバランスを考えながら作っていきましょう。
切ったうさぎを満月に乗せればOKです。
なんて言う場合は、ぬいぐるみのうさぎを使用してもいいですよ。
ぬいぐるみのうさぎを使ってしまえば、あとは画用紙で杵と臼を作るだけなので簡単ですね。
満月のうさぎになっている構図
続いてお子さんが満月の中のうさぎになっているパターンをご紹介していきます。
うさぎと言えば長~い耳ですよね。
用意するものは飾りのないカチューシャと白・ピンクのフェルト。
白いフェルトをうさぎの耳の形に切ります。
ピンクのフェルトは白いフェルトの半分くらいの長さの耳の形に切り、白いフェルトに重ねて縫い付けるか布用接着剤で貼り付けましょう。カチューシャに耳を縫い付ければ完成です。
赤ちゃんの場合はカチューシャのサイズが合わなかったり、素材が硬くて心配だったりするので、ゴム素材のヘアバンドを使用するといいですよ。
赤ちゃん用のヘアバンドを使用すればデリケートな肌への負担も軽減できますよ。
ベビー用ヘアバンド
3ヶ月から1歳6ヶ月くらいのお子さんまで使えるフリーサイズです。
ゴム部分はレース調のデザインで、とっても可愛いお花が付いています。
お花の両側にうさぎの耳を付ければとっても可愛いうさぎさんの完成です。
お祝い事やお出かけにも使用できるので、耳を縫い付ける際にはきれいに取れるように軽く縫い付ける程度にしましょう。
うさ耳付きヘアバンド
柔らかくてモコモコした生地にうさぎの耳が付いたヘアバンドです。
これなら耳を作る必要もありませんね。
耳の部分は針金が入っているのでしっかりと耳が立ちますよ。
耳の根元の部分をぐるっとねじって止めるタイプで長さ調節できるので、小さいお子さんでも使用可能です。
6色展開なのでお好みの色が選べますよ。
色味の展開はありませんが、タオル地のヘアバンドもかわいいですよ。
ベビーコスチューム「うさぎ」
7ヶ月くらいまでの赤ちゃん用のうさぎコスチュームです。ニット素材のうさ耳が付いた帽子と、可愛いまんまるのしっぽが付いたおむつカバーのセットです。
可愛い赤ちゃんをさらに可愛く変身させてくれますよ。
赤ちゃんならではの丸みを帯びた身体にぴったりのコスチュームです。色々なアイテムを使ってお子さんを可愛く変身させてしまいましょう。
お月見アイテム3|お月見の団子
お月見に欠かせないものに「お団子」もありますね。
お子さんの傍らにお団子を作って、お月見の雰囲気を出しましょう。
まずはお団子を乗せる「三方」を作ります。(三方とはこれ↓)
三方は茶色系のタオルを2枚用意します。
一枚は四角く折りたたみ、もう一本は横長に折って四角いタオルの上に乗せます。
「三方」の形をイメージして作っていってくださいね。
お団子はティッシュや白い紙を丸めて作り、一段目に三個、二段目に二個、三段目に一個並べてお団子で三角形を作れば完成です。
お団子をきれいなまんまるにしたい場合は、100均に売っている発泡性のボールを使用するといいですよ。
そのままだところころ転がってしまうので、半分に切って並べるときれいな仕上がりになります。
ちょっとユニークにお子さんをお団子にしてしまうのも面白いですね。
白いパーカーがあったら、フードをお子さんにかぶせて紐を顎のあたりで縛ってお団子のようなまんまるなフォルムにしましょう。
お子さんの顔の周りに白いタオルで作ったお団子を並べて、茶色いバスタオルを使って身体のかけてあげると三方に乗っているお団子を表現できますよ。
白いニット帽を深めに被らせてあげてもいいですね。
お月見アイテム4|ススキ
ススキには魔除けになるとして、お月見には悪霊や災いなどから収穫物を守り、翌年の豊作を願う意味を込めて、古くからお月見の日にススキを飾る風習があります。
ごろりんアートにもススキを飾ってお子さんの健やかな成長を願いましょう。
用意するものは、麻ひも、わりばし、薄茶色かモスグリーンのマスキングテープ。
まずは麻ひもをすこしほぐしていきます。
15cmくらいの麻ひもを10本くらい用意し、1本を3等分くらいにほぐしていきます。
この時全部ほぐさずに、根元2cmくらいを残してほぐしていきます。
ほぐした麻ひもをまとめて割りばしの先っぽに挟み、割りばしを覆うようにマスキングテープをクルクルと巻いていきます。
麻ひもをススキの穂のように整えたら完成です。
造花のススキでもOK
という方は、造花を使用すればリアルさを出すことも可能ですよ。
全長は45cmで穂先の部分は22cmあるのでけっこう存在感があります。単色使いもいいですが、ベージュとライトブラウンを合わせて飾ってもいいですね。
ごろりんアート撮影後は、お部屋のアクセントとしても使用しちゃいましょう。
まとめ
お子さんが小さいと、ゆっくりとお月様を見る時間もありませんよね。
実際にお月見が出来なくても、ごろりんアートでお月見を表現してお月様に感謝の気持ちを伝えましょう。ごろりんアートで大切なのは、季節感を大切にしてお子さんの成長記録として残すことです。
そんなごろりんアートを通して、昔から伝わる風習も次の世代に伝えていけたらいいですね。