赤ちゃんが生まれてから、1ヶ月頃に行う「お宮参り」。
実は、お宮参りに行く際にぜひ用意しておきたい縁起物があるんです。
なにを準備したらいいのかな?
と考えている方の参考になる内容です。それではいってみましょ~!
Contents
お宮参りには絶対必要?縁起物の準備について
お宮参りでは、産着のほかにも縁起物とされる小物を準備します。
それぞれに意味があり、すべて赤ちゃんの「これからの人生が豊かで健やかなものになりますように」という願いが込められている大切なものです。
また、男の子用と女の子用で分かれているものもあるので、間違えないように準備をしたいですね。
絶対に縁起物が必要というわけではない
とはいえ、現在では忙しい合間を縫ってお参りするご家庭も多く、産着を用意せずに略式でのお参りをすることも増えています。(そもそもお宮参りをしていない…という声も聞きますね!)
「お宮参りセット」でレンタルをしたとしても、産着のみで紹介する縁起物は入っていないこともままあるようです。
どんな服装でも、「赤ちゃんの無事に感謝し、これからの健康を願う」儀式にかわりはありませんから、「こんな願いが込められているんだな」という意味を知っておくことが大切なのかなと思います。
お宮参りに準備する縁起物
お参りで準備する縁起物は一般的にはこちら。
- お守り袋
- 熨斗扇子
- 犬張子
- でんでん太鼓
- 紐銭(とくに関西)
ヘッドドレス付きの、まるっと揃うセットすべても販売されているようです。
縁起物1|お守り袋
これは名前の通り、お宮参りの際にいただくお守りを入れるための袋です。
お守りの房が、男の子は白色、女の子は赤色となっています。長寿の象徴である「鶴」が刺繍されていることが多く、「赤ちゃんが長生きできますように」という願いが込められています。
縁起物2|熨斗(のし)扇子
扇子は漢字の「八」のように末広がりになっている形から、「末広(すえひろ)」とも呼ばれる縁起物です。そのため、扇子には「この先の人生が幸せでありますように」という願いが込められています。
扇子に赤ちゃんの生年月日と氏名を書いて、熨斗袋に入れて産着につけます。
また、熨斗袋は、白色の麻紐で結ばれていて、「麻のようにたくましく育ち、白髪になるまで長生きできますように」という願いも込められているそうです。
縁起物3|犬張子
子犬の形をしたお守りで、子犬は病気にかからずにスクスク育つと信じられたことから、「健康で丈夫な子どもに育つように」という願いが込められています。
子どもが数えで3歳になるまでは、犬張子のお守りが代わりに災難を受けてくれると言われています。
また、犬は多産・安産であることから、安産祈願のお守りとしても有名ですね。安産祈願の際の犬張子をお宮参りでも、という方も多いようです。
本来は産着にぶら下げますが、ベビードレスの場合にはぶら下げられないのでパパかママが持ってお参りする形でも大丈夫です。
3歳の七五三のお参りの際に奉納するのを忘れないようにしましょう。
ちなみに、中部地方が発祥と言われていて、犬張子を準備しない地域もあるそうです。
縁起物4|でんでん太鼓
でんでん太鼓は、叩く部分から柄の部分まで丸(円)で作られていること、両面で音がなることから「尖らず穏やかな優しい性格になりますように」「裏表がない、素直な子に育ちますように」という願いが込められています。
また、太鼓の音には悪霊を祓ったり、災難を避けてくれる効果があるとされていたため、お参り後はお部屋に厄除けとして飾ると良いそうです。
こちらも本来は産着にぶら下げますが、ベビードレスの場合はパパやママが持ってあげてくださいね。
縁起物5|紐銭(ひもせん・ひもぜに)
関西圏でよく使われる縁起物です。「これからの人生でお金に困りませんように」という願いが込められています。
以前は、ご祝儀として5円(ご縁)や50円(ご重縁)を12ヶ月文の12枚を紐で結わえたものを持ってお宮参りをしていたという習慣からきているそうです。
現在では、家族・知人からいただいたご祝儀袋に穴をあけて紐を通して、赤ちゃんの産着に結びつけるようにします。
ご祝儀のお金を落としてしまっては大変ですから、中身は抜いておいてご祝儀袋だけをつけることが多くなっているようですよ。
お宮参りの縁起物まとめ
いかがでしたか?
- お守り袋(いただいたお守りをいれる)
- 熨斗扇子(赤ちゃんの生年月日と氏名を書いて産着につける)
- 犬張子(産着
- でんでん太鼓
- 紐銭(とくに関西)
赤ちゃんが生まれて最初のセレモニー。パパ、ママとしてはしっかり準備してお参りしたいですよね。
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