こんにちは!cuicui編集部のエナです。
今回は出張撮影で困ってしまうことが多い、撮影許可の申請についてご紹介します。
▶出張撮影とは?プロのフォトグラファーへ依頼するメリット・デメリット
最近では、出張撮影のマッチングサービスなどを利用し、個人でフォトグラファーへ依頼して記念撮影をする方が増えています。ともない、「撮影許可を申請していなかったので、写真が撮れなかった」というトラブルも出てきているんです。
そう、出張撮影はフォトグラファーを手配するだけでなく、撮影場所の許可もとっておく必要があるのです。依頼者側が許可をとるのが主流だそうで、わたしたちが準備しなければならないんですね。(たいていは、依頼したフォトグラファーから「撮影許可はとられていますか?」とサポートが入ります)
出張撮影によく行くこちらをメインにご紹介していきますね!
- 神社(お宮参り、七五三など)
- 公園など(ファミリーフォトなど)
- 海岸・浜辺など(カップル、ウエディングフォト
また、撮影の許可がおりるまでは、1週間から長ければ1ヶ月ほどかかるので、余裕を持って準備しておきましょう。
Contents
神社の撮影許可について
個人でフォトグラファーを手配して出張撮影にいくパターンで、多いのがお宮参りや七五三の記念撮影ですよね。
そんな神社での撮影許可はどのように申請するのでしょうか?
そもそも「フォトグラファー同伴」を認めていない場合が多い
実は、そもそもフォトグラファー同伴での祈祷への参加を認めていない神社がほとんどなんです。現役のフォトグラファーに伺うと、残念なことにマナーの悪さなどから出張撮影に行ってもいい神社がどんどん減っているんだそう。
なので、神社に申請をせずにフォトグラファーと一緒に行っても、撮影を許可してもらえない場合があるのです。せっかく出張撮影を依頼したのに、記念撮影ができなかったら悲しいですよね。必ず事前に神社へ確認をするようにしましょう。
撮影OKな場合|撮影可能な場所とそうでない場所を確認しておく
許可の申請は、神社へ電話して撮影が可能か確認してみましょう。
メールもいいのですが、電話がおすすめだそうです。
地元でゆかりのある神社であればなおさら、「自分たちの子どもも、ぜひこの神社でお参りをして記念撮影をしたい」など、気持ちを伝えると許可が取りやすいのだそう。
無事に撮影許可がおりた場合には、以下のポイントについても確認しておきましょう。
- 撮影してもいいとき、場所
- 撮影したらダメなとき、場所(祈祷の間はNGなど)
- おすすめの撮影スポット
たとえば、祈祷中の撮影は「NG」の神社も多く、撮影してもいい場合でも「フラッシュはNG」であることが多いです。基本的に、周りの参拝者たちに迷惑がかからないように、という目的でルールが設けられているので、しっかり守って参加したいですね。
実際に、福岡の「愛宕神社」に確認してみたところ、「祈祷中の撮影はOK、ただしフラッシュは控えてください」とのことでした。筆者は受付の方に回答してもらえて、これでビクビクせずに撮影ができるな!と、とても安心しました。笑
また、撮影許可とは別に、「シャッター(撮影)料」の支払いが必要な場合もあります。費用の確認もしておいてくださいね。
▼お参りにおすすめの福岡近隣の神社(撮影可否掲載)
公園などの撮影許可について
ファミリーフォトやカップルフォトなどで、よく使われる公園ですがこちらも実は許可が必要な場合があるんです。
その場にとどまらずに通り過ぎるついでに撮った・・・のようなシチュエーションであれば、グレーゾーンであったりするようですが、安心して撮影するにはきちんとした手順で撮影許可をとった方がいいでしょう。
公園事務所・事務局へ電話して許可をとる
「●●公園 事務所」のように、公園の名前と事務所・事務局と入力して検索すればたいていヒットすると思います。公園の公式サイトにアクセスすれば、事務所の電話番号が記載されているはずなのでそこに電話をして許可が必要かどうか確認しましょう。
もしネットでうまくヒットしない場合は、公園へ行って管理事務局などの電話番号がのっている看板を探してみましょう。
どちらかの方法で、まずは電話がかけられると思います。
そこで「個人の撮影ならすきに撮ってもいいよ」と言われる場合もあると思います。その場合は堂々と撮影にむかえますよね^^
最低限、撮影してもいいかの確認はとっておきましょう。
撮影許可申請書(または企画書)を作成して提出する
きちんとした手順を踏まなければならない場合は、サイトなどに「撮影許可申請書」などが用意されていて、ダウンロード・記入の上、提出しなければならない場合も。
(な、なんと申請書はFaxでのみの受け付け・・・という公園もあり、難易度高めの申請手順のときもあります・・・!がんばりましょう>_<)
注意してほしいのは管理事務所・自治体によっては書類の名称が違うこと。たとえば、「企画書」となっている場合もありますので、最初に電話したときに、申請の手順についてもしっかり確認しておくのがおすすめです。
たとえば、福岡市の条例を調べて見たところ。
許可が必要な行為とは
福岡市 「占用許可申請、行為許可申請等」のページより
福岡市公園条例第4条第1項に定めている公園管理者の許可が必要な行為は次のとおりです。
1. 行商、募金その他これらに類する行為をすること
2. 業として写真又は映画を撮影すること
3. 特定の公園において、物品販売・飲食の提供・宣伝等を主とする催し又は興行を行うこと
4. 競技会、集会、展示会、博覧会その他これらに類する催しのために公園の全部又は一部を独占して利用すること
また、福岡市公園条例施行規則第2条に定めている公園管理者の許可が必要な行為は次のとおりです。
1, 撮影会、映写会、スケッチ会、野外音楽会
2. 営利を目的としない奨励的物産の即売会
公園などの使用についてはこのように「業として写真又は映画を撮影すること」や、「撮影会、映写会、スケッチ会、野外音楽会」と記載されています。これでは、「個人でプロのフォトグラファーを呼ぶ」場合は、該当するのかどうか、この記載では分からないですよね。
自治体それぞれの判断にゆだねられるところだそうです。
そのため、「出張撮影」とビジネスっぽい単語を使わずに、「家族写真を撮るために、プロの方を呼びたい」なとど、あくまでも個人で記念撮影をすることを強調して伝えるのがおすすめです。
海岸・浜辺での撮影の場合
カップルフォト、ウエディングフォトに人気のビーチでの撮影。こちらも撮影許可が必要な場合があります。
公園と同じように管理事務局が設置されている場合はそこへ、とくにない場合は市や都道府県へ問い合わせることになると思います。
公園の際の同じように、この2点について確認しましょう。
- 申請が必要かどうか
- 申請する場合はなにが必要か
個人の撮影であれば必要ないことが多いですが、事前に確認しておくと安心ですよ。
施設・私有地の場合
あまりないとは思いますが、施設や私有地で撮影したい場合も許可が必要となるでしょう。
これまでのものと同じように撮影がしたい旨を、施設の受け付けや土地の持ち主の方へ連絡してみましょう。個人での撮影の場合には、許可がおりるかもしれません。
たとえば、インスタグラムなどにアップされているような人気の施設の場合は、撮影使用料を設定しているところもあります。
そこもしっかり確認しておいてくださいね。
最後に
今回は出張撮影を依頼した際の、撮影申請についてご紹介しました。いかがでしたか?
- 撮りたい場所の管理先へ連絡する
- 許可申請が必要な場合は手順にしたがって申請する
となります。
公園などでも申請が必要というのは意外だったのではないでしょうか?
素敵な思い出になるよう、事前に撮影許可についてもしっかり確認しておいてくださいね。
以上参考になればうれしいです。それでは^^